コラム

【3分でわかる】カーボンニュートラルとは?―温室効果ガスの排出を実質ゼロにする

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの「排出量」から、森林などによる「吸収量」を差し引いて、全体として実質ゼロにすることです(※1)。たとえば、CO₂を100出しても、100吸収されれば、差し引きはゼロです。ここでいう排出量と吸収量は、人間の活動に伴う温室効果ガスの排出と、森林などによる吸収を対象としています(※1)。

 

 

 

なぜ必要なの?

私たちは、電気を使ったり、車に乗ったり、ものを作ったりするときに、二酸化炭素(CO₂)などの温室効果ガスを出しています。こうしたガスが増えすぎると、地球の気温が上がり、猛暑や大雨などの気候変動につながります。世界の平均気温は、2011〜2020年に、産業革命前より約1.1℃上がりました(※2)。

 

どうやって差し引きゼロにするの?

まず、排出量を減らします。太陽光や風力などの再生可能エネルギーや、原子力発電など、発電時にCO₂をほとんど排出しない電気を使うこと、省エネ家電を選ぶことなどです。そのうえで、それでも出てしまう分を、植林や森林を守る取り組みなどで吸収して、差し引きゼロにします(※3)。日本では、2024年度に、発電電力量に占める再生可能エネルギーと原子力の割合が3割を超えました(※4)。

 

日本の目標は?

日本は、2020年10月、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「2050年カーボンニュートラル」を宣言しました(※5)。途中の目標として、2030年度までに、2013年度と比べて46%減らすことを目指しています(※2)。2024年度は2013年度より約29%減りましたが、2030年度の目標には届いていません(※4)。

 

これだけ覚えておけばOK

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量から吸収量を差し引いて、実質ゼロにすることです。日本は、2050年までの達成を目指しています。

 

参考・引用

※1 環境省「カーボンニュートラルとは」
https://carbon-neutral.env.go.jp/carbon-neutral/

※2 環境省 地球環境局「2050年に向けたカーボンニュートラル政策と建築物の脱炭素化について」(2026年2月13日)
https://www.env.go.jp/earth/zeb/news/pdf/zebtour2_chapter1.pdf

※3 環境省 ecojin「ネット・ゼロ」
https://www.env.go.jp/guide/info/ecojin/eye/20250312.html

※4 環境省「2024年度の我が国の温室効果ガス排出量及び吸収量について」
https://www.env.go.jp/press/press_04043.html

※5 環境省「2050年カーボンニュートラルを巡る国内外の動き」
https://www.env.go.jp/council/06earth/y0620-2b/900424973.pdf

SDGs JAPAN PORTAL 編集部

<関連記事>

【論考】気候変動から、気象変動へ。―変化した世界を受け入れる

https://japan-sdgs.or.jp/news/7014.html

【トレンド・ウォッチ】世界の森林再生は間に合うのか? FAO最新報告が示す「目標」と「実行」の隔たり

https://japan-sdgs.or.jp/news/6964.html

関連するゴール

ページのトップへ戻る