「サーキュラーエコノミー」という言葉を、ニュースや企業の取り組みで目にする機会が増えています。日本語では「循環経済」と呼ばれます。
簡単に言えば、資源や製品をできるだけ長く使い、廃棄物を減らしながら、その価値を循環させていく経済の仕組みです。(※1)
これまでの経済は、資源を採る→製品をつくる→使う→捨てる、という「一方通行」が基本でした。サーキュラーエコノミーは、この仕組みを見直し、製品を長く使ったり、修理したり、再利用したり、使い終わった製品から部品や資源を再び活用したりすることで、資源をできるだけ循環させます。(※1)

リサイクルとは何が違う?
サーキュラーエコノミーと聞くと、「リサイクルのこと?」と思うかもしれません。
リサイクルは、使い終わった製品や廃棄物を資源として再利用する取り組みです。一方、サーキュラーエコノミーは、リサイクルだけでなく、そもそも廃棄物をできるだけ生み出さないようにすることまで考えます。(※1)
例えば、壊れても修理できる製品をつくる。使わなくなった製品を別の人が使う。部品を取り出して別の製品に利用する。製品を「所有」するのではなく、必要な期間だけ利用するサービスを選ぶ――。
こうした「長く使う」「修理する」「再利用する」「共有する」といった取り組みも、サーキュラーエコノミーにつながります。(※1)
なぜ大切なの?
私たちの生活や産業は、石油、金属、木材など、さまざまな資源に支えられています。
資源を採取して製品をつくり、使い終われば廃棄するという仕組みを続ければ、資源の消費や廃棄物、環境への負荷が大きくなります。
そこで重要になるのが、「捨てるものをどう処理するか」だけではなく、「どうすれば資源や製品を使い続けられるか」という発想です。
サーキュラーエコノミーは、環境負荷を減らすだけでなく、資源を有効に使いながら、新しい製品やサービス、ビジネスを生み出すことにもつながります。(※2)
私たちの暮らしにも関係する
サーキュラーエコノミーは、企業や政府だけの話ではありません。
丈夫で長く使えるものを選ぶ。壊れたら修理する。まだ使えるものを誰かに譲る。リユース品を選ぶ。ごみを正しく分別する。
こうした身近な行動も、資源を循環させることにつながります。
これだけ覚えておけばOK
サーキュラーエコノミー=「捨てる」ことを前提にせず、製品や資源の価値をできるだけ長く循環させる経済の仕組み。
リサイクルだけではなく、長く使う、修理する、再利用する、共有する、再製造するなど、「捨てない仕組み」そのものをつくることがポイントです。
参考・引用
(※1)経済産業省「サーキュラーエコノミーをわかりやすく、行動しやすくするサイト」
https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/shigenjunkan/circular_economy/action/index.html
(※2)経済産業省「循環経済(サーキュラーエコノミー)」
https://www.kanto.meti.go.jp/seisaku/recycle/circular_economy/index.html
SDGs JAPAN PORTAL 編集部
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