ネイチャーポジティブ(自然再興)は、英語の「Nature(自然)」と「Positive(前向きな、プラスの)」を組み合わせた言葉です。直訳すると「自然にとってプラス」という意味になります。具体的には、生物多様性(さまざまな生き物のつながり)の損失を止め、回復へと向かわせることを指します。自然をこれ以上減らさないだけでなく、もう一度、豊かにしていくことを目指します。(※1)

「自然にとってプラス」とは?
たとえば、荒れた里山を手入れして生き物が戻ってくる、汚れた川や海がきれいになって魚や海藻が増える。そんな「自然が元気になる」変化が、自然にとってのプラスです。木を植えるだけでなく、さまざまな生き物が暮らせる環境を取り戻すことが大切です。
なぜ今、注目されているの?
私たちは、食べ物、水、木材など、自然の恵みの中で暮らしています。ところが、開発や環境汚染、生き物のとりすぎ、気候変動などによって、動物や植物の種類や数が世界中で減っています。
自然が失われると、作物の実りや漁業、水の確保にも影響が出ます。企業の事業活動や私たちの暮らしにも関わる問題です。
そこで2022年、国際会議で「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択され、2030年までに生物多様性の損失を止め、回復させるための世界目標が定められました(※2)。日本も、2030年ネイチャーポジティブの実現を目指し、国の計画を進めています(※3)。
私たちにできることは?
企業は、原材料をどこでどのように調達しているかを見直すなど、自然への負担を減らす取組を進めています。
私たち一人ひとりにもできることがあります。
- 近所の公園や川など、地域の自然を知る
- 環境に配慮して作られた商品を選ぶ
- 食べ物を無駄にしない
- 地域の自然を守る活動に参加する
身近な自然に目を向け、できることから始めてみましょう。
これだけ覚えておけばOK
ネイチャーポジティブ=自然が減る流れを止め、回復させる方向へ変えること。
参考・引用
(※1)環境省「ネイチャーポジティブポータル」
https://policies.env.go.jp/nature/nature-positive/index.html
(※2)環境省「昆明・モントリオール生物多様性枠組」
https://www.env.go.jp/nature/biodiversity/kmgbf.html
(※3)環境省「生物多様性国家戦略2023-2030」
https://www.env.go.jp/nature/biodiversity/initiatives6.html
SDGs JAPAN PORTAL編集部
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