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未来を担う子どもたちに贈る、SDGsの学びの新しいカタチ―VNL2025千葉大会「小学生クルー体験」

2025年7月9日(火)から20日(日)の12日間にわたり開催される「買取大吉バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」(VNL2025 千葉大会)は、前年の福岡大会に引き続き、SDGs推進国際スポーツ大会として実施されます。世界最高峰のバレーボール競技の舞台を提供するだけでなく、持続可能な社会の実現に向けた多様な取り組みを進めており、その中でも特に未来を担う子どもたちの育成に焦点を当てた画期的なプログラムが、「小学生クルー体験」です。

 

写真はイメージです

 

「小学生クルー体験」が拓く学びの扉

バレーボールネーションズリーグ(VNL)は、FIVB(国際バレーボール連盟)によって2018年に新設された国際大会であり、世界のトップチームが予選ラウンドを転戦し、ファイナルラウンドを目指す世界最高峰の国際大会です。2025年からは男女共に参加チームが18チームに拡大し、さらなる盛り上がりが期待されています。

この大規模な国際大会の舞台裏を、小学生が実際に体験できるのが「小学生クルー体験」プログラムです。千葉市と大会組織委員会の強い思いにより実現した本プログラムは、千葉市の子どもたちに「何万人もの人々を熱くするスポーツイベントの舞台裏にふれ、地域や世界中にワクワクと感動を届けていることを感じてもらいたい」という思いのもと、子どもたちに貴重な学びの機会を提供します。

 

プログラムの概要と体験内容

「小学生クルー体験」は、2025年7月13日(日)と7月20日(日)の2日間にわたり、実施されます。千葉市内在住の小学5年生および6年生(2025年4月1日時点)が対象で、1日あたりの定員は最大5名と、一人ひとりが深く体験できるよう配慮されています。

体験プログラムの内容は、大会の成り立ちと意義に関するレクチャーから始まり、普段は見られない会場の裏側を見られるバックヤードツアー、そして、運営スタッフの仕事を学ぶ体験と共に、大会の大きな取組であるSDGsプログラムを学び、最後には、参加者全員で一日の体験と学びを共有する時間をとります。このように、多岐にわたる体験プログラムによって、子どもたちの実践的な学びと成長を促します。

◆主催者から大会の成り立ちと意義に関する受講
国際大会が開催される背景やその目的を深く理解する機会を提供します。

◆バックヤードツアー
大会を支える様々な職場や、通常は見ることができない大会の裏側を見学し、一つのイベントが多くの人々の努力と連携によって成り立っていることを肌で感じられます。

◆運営スタッフの仕事体験
インフォメーションデスク、チケット売り場、入退場管理といった、具体的な業務に実際に携わることで、実践的なスキルと責任感を育みます。

◆大会が実施するSDGsプログラムを体験
水の大切さ、小型充電式電池のリサイクル等に関する啓蒙など、大会運営におけるSDGsの具体的な取り組みを子どもたちが直接体験することで、「持続可能」の大切さを実感し、将来にわたるSDGsへの意識を育むことができます。

◆体験者全体でのフィードバック
経験を振り返り、学びを深める機会が提供されます。

また、参加者は昼食時に、ミールチケットを利用してもらい、地域の店舗での飲食を楽しんでもらうと同時に、フードロス削減の大切さも学んでもらう予定です。

 

SDGsへの多角的な貢献:目標4「質の高い教育をみんなに」の具現化

この「小学生クルー体験」は、VNL2025 千葉大会が掲げるSDGsの取り組みの中でも、特に、目標4「質の高い教育をみんなに」への貢献を力強く具現化する新たな取組として位置づけられています。

実践的な学びとキャリア教育の機会
大規模な国際スポーツ大会という「得難い機会」を通じて、子どもたちは座学では得られない現場での実践的な知識と経験を獲得します。多様な職種を体験することで、将来のキャリアに対する興味や、社会貢献への意識を育むことが期待されます。

スポーツを通じた国際理解の促進
世界各国から集まるトップアスリートが集う国際大会の舞台裏に触れることで、スポーツが持つ国際的な価値や多様性への理解を深めることができます。

 

SDGsへの意識醸成

子どもたちが環境保全や社会貢献といったSDGsの目標を、イベント運営という具体的な側面から学ぶ機会となります。これにより、持続可能な社会の重要性を理解し、その担い手としての自覚を育むことが可能です。

VNL2025 千葉大会では、「小学生クルー体験」以外にも、目標4に貢献する様々な「多様なスポーツ機会創出」の取り組みを行っています。例えば、すべての試合で、高校生までを対象とした「子ども観戦料金」の設定、千葉市内の小学生の観戦招待、さらには肢体不自由協会との連携による「車椅子の子どもたちの招待」など、より多くの子どもたちが世界最高峰のバレーボールに触れ、スポーツの魅力や感動を体験できる機会を創出しています。

 

子どもたちの育成こそ、明るい未来のための投資

「買取大吉バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」が取り組む「小学生クルー体験」は、単にバレーボールを観戦するだけでなく、子どもたちの「学び」と「体験」を重視した先進的なSDGsプログラムです。スポーツの感動を届けるだけでなく、未来を担う子どもたちが持続可能な社会の重要性を肌で感じ、その担い手としての意識を育む機会を提供することは、まさにスポーツイベントが地域と世界に貢献できる新たな可能性を示しています。この取り組みが、他の大規模イベントにおけるSDGs推進のモデルとなり、次世代の育成に繋がることを期待せずにはいられません。

 

※詳しくは、千葉市のホームページをご参照ください。

【千葉市ポームページ】
▼買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会
https://www.city.chiba.jp/shimin/seikatsubunka/sports/vnl2025chiba.html

 

大会が開催される千葉ポートアリーナ

 

【関連記事】

▼持続可能な国際スポーツ大会のさらなる進化を目指して──VNL2025 千葉大会の挑戦

https://japan-sdgs.or.jp/news/6114.html

 

VNL2025 千葉大会公式サイト

https://www.live-link.life/online/vnl2025

 

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