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株式会社HELTE 後藤学氏 インタビュー -その4- SDGs

株式会社HELTE 代表取締役 後藤学 (G)
未来投資研究所:青山アリア 喜多茂樹 青山あきら (聞き手 A)

株式会社HELTE社長の後藤学さんは、日本語を学ぶ海外の若者と日本の高齢者をインターネットでつなぎ、日本語での会話を通して、語学学習のみならず、異文化の若者と老人を結ぶという独特の文化交流の形を作られ、ご活躍中です。本日は、人々の相互理解を通して、世界平和にも貢献する、日本発のユニークなビジネスを展開されている、新進の若手実業家である後藤さんに、起業の背景と事業の意義を中心に、その思いを、SDGsに取り組む、特に、若い世代の方々とシェアしたいと思います。

【そのⅠ】 起業の背景
生い立ち
インドでの衝撃的な経験
その後のヨーロッパ・アジアへの旅
東南アジアで見聞きしたこと
アメリカの老婦人とインターネット

【そのII】 株式会社 HELTE
ビジネスモデル:就職から起業への1年間
海に出たい!
出資者
事業
社会情勢とコロナ
海外の若者たち
コロナ
事業の可能性

【そのIII】 HELTEの新しさ
シニア層
美しいということ
今後の展開
産学官民での連携

【そのIV】 SDGs

【エピローグ】

 

IV SDGs

A 次に、SDGs全般に関して、後藤さんのお考えを、お伺いしたいです。

G このボーダーレスな、いろんな国々に対して、共通の、持続可能な開発目標を立てる、っていうことは、ぼくは、すごく大賛成でして、ある程度長いスパンで、こういったものを解決していこう、っていうような旗揚げをしてくれた、国連がそういったことをやってくれたっていうことは、ほんと、世界にとって、社会にとって、すごくプラスなことだというふうに、とらえています。

A 若者の世代が、SDGsに対する意識が高い、それは、学校でSDGsのことを、教えてるし、考える機会を与えられている、ということなので、SGDsっていうのは、そういう若い世代がこれからどういう方向に向かっていくかというのが、非常に期待すべきものがあると思うんです。そこで、若い方へのメッセージを、お願いできますでしょうか?

G ぼくたちはSDGsの目標で言うと、3番の「すべての人に健康と福祉」っていうところは意識しているのと、4の「質の高い教育」、あとは、最近は、いろんな国のパートナーですね、インドネシアの展開を本格的に始めようとか、香港の投資家とも話をしたりとか、いろいろしているので、17番の「パートナーシップで目標を達成」する、というようなところを意識してやっています。

で、それでもっての、仲間へのメッセージというようなところでいいますと、あんまり大きくこれを成し遂げる、みたいなふうには、ぼくはあまり考えないようにはしていて、目の前のひとつひとつ、目の前のひとりひとりを大切にしたりとか、することによって、その積み重ねで、3番も、4番も、17番も、僕は、達成できると、おもっていて。

でも、その過程の中にはなんか、今もぼくも感じることがあるんですけど、ほんとこれをやってていいのか、とか、ほんとにこれうまくいくのか、とか、不安になる部分はすごくたくさんあるとおもうんですけど、そういった時でも、もう絶対に、僕自身にも、そうなんですけど、あきらめないで、信じてやっている今の事業であったりとか、それこそ、事業じゃなくても、ちっちゃなプロジェクトでも、なんでも、ぼくは、一緒になんか続けていければいいな、というふうに思っています。それが、最終的に3年後、5年後、10年後とかに、このSDGsの17の全目標を達成するための、ほんとに大きなひとつのパーツになってるかもしれないし、いろんな人たちに貢献できるような手段になっているはずなので、同じ仲間、SDGsの仲間へのメッセージとして、ゆっくり急げ、みたいな、感じですね。あんまり焦らずに、一つ一つ目の前のことを、一緒に取り組んでいきましょう、というふうなことを伝えたいです。

A 最初からこうこうということではなくて、ここをひとつ一生懸命やっていると、当然どんどんどんどん出てきて、結局、最終的には、SDGsの全目標に掲げられているようなところに、結びついていくということですね。

G ほんとに、おっしゃる通りだというふうに、思っています。

 

V エピローグ

K 後藤さんところは、お仲間、というか、会社の方って、どんな繋がりで、どんなふうな形で集まってきてるのかな、というところを、教えていただければ。

 

G 今は、おっきなグループが二つありまして、ひとつが、ほんとに、現場で働いてくれている方々と、あとは、株主の人たちになると思うんです。

現場で働いてくれている方達に対しては、知り合いの紹介とかで、まずは、あったというところが多いですね。ま、こういったことを、なんか、言っている若い奴がいる、なんか、訳わかんない奴がいる、みたいな感じで、紹介をしてもらって、僕とお話の時間をもらい、僕は、これこれこういうことをやりたいので、手伝ってください、っていうような感じでお願いをして。そこで、はい、いいよ、じゃあ一緒に船に乗ろう、と言ってくれた人たちが多いです。で、バックグラウンドは、もう、様々で、外資のエンジニアだったひとだったり、人材の会社に勤めていたひとだったりとか、福祉の関係でつとめていたひと、あとは、何回も起業した人だったりとか、ま、いろんな背景のひとたちが、大体10名弱ぐらい、今、現場にいて、動いてくれています。

株主の部分は、お金を集めなければいけないので、自分から連絡をして、いろいろお話をして、やってきたひとたちが多いんですけど、それこそ、ITの企業で上場しているところだったり、外資のコンサル・マッキンゼー出身だったひとだったりとか、博報堂のかたがいたりとか、もう、本当に、業種、業態も、様々な人たちが、10名ぐらい、年齢もバラバラで、いますね。

Aria 今現時点で、104ヵ国つながっているんですけど、これは、後藤さんが決められた104ヵ国だったんですか、それとも、積み重ね、積み重ねで、なってきて。

G 両方ですね。決め打ちで展開した、例えば、台湾とか、香港、シンガポールとかもあったりとかするんですけども、また、ほんとに意図してないアフガニスタンとか、そういったとこも入ってくれたりしてます。

Aria アフガニスタンもはいってるんですね。あと全国連参加国190ヵ国余りまで達成というところまで、これから、ドンドン、ドンドン増えていく感じだと思っていますか?

G そうですね。今あまり広範囲に国を広げようというような戦略は、実は、考えていなくって、今登録している人たちが、よりはまってくれるというか、楽しんでくれるような、世界観を、目指していて。そのためには、プロダクト、システム自体を、アップデートする必要がありますし、何かトラブルがあった時の体勢であったりとか、そういうところも、構築しなければいけないな、っていうところで、今はあまりそこは心配してない、というか、ちゃんと104ヵ国の人たちが楽しんでくれれば、それが、150ヵ国になり、190ヵ国になるな、というところの自信はあるので。あの、まずは、今あるもの、今ある人たちというところを、ハッピーにしていきたいなと、思っています。

Aria サイトを拝見させていただくと、日本語と英語、この2言語だけで、書いてありますね。これは、多言語化ドンドンドンドンいうより、英語と日本語のベースで、そして、会話がすべてだから、日本語で、というところで、言語は考えておられるんですか?

G はい、そうですね。

Aria 今の日本の中の、多言語化、多言語化、って言ってる中で、いやいや、今、104ヵ国が、日本人ともう直接交流されてて、これは、元のベースの2言語だけでなされてるんだ、っていうこと、で、いろいろお伝えしたいなあと思いますね。

 

今日は非常に楽しいインタヴューで、ほんとに、感謝します。ありがとうございます。

G どこまでお役に立てたか、ちょっ不安な面もあるんですけど。ほんとになにか、今まで、ずっと、未来未来のことを考えていたので、ここであらためて、昔のところから遡って、現在、また、未来って考えられたので、僕にとっても、本当に貴重な時間でした。本当にありがとうございました。

 

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