ニュース・記事

VNL2025 千葉大会 ポスターの注目選手たち① 女子代表編

2025年7月、千葉市の千葉ポートアリーナで開催される「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025千葉大会(VNL2025千葉大会)」。大会開幕まで2か月を切り、千葉市を中心に全国各地で大会公式ポスターが目に留まるようになってきました。

昨年2024年の福岡大会から、公式ポスターに外国人選手が掲載されたことで、世界中のバレーボールファンの支持を得ましたが、今回のポスターでも、世界のスター選手たちの写真がコラージュされ、まさに「世界の頂」を目指す、激闘と躍動感が表現されています。

VNL2025千葉大会に向けて、千葉市は公共施設や教育機関に大会ポスターやチラシを配布しています。世界のスター選手たちの姿を通じて、「世界は遠い存在ではなく、身近なもの」という印象を子どもたちに与え、彼らの想像力を刺激し、異なる文化への関心を育むきっかけとなっています。加えて、千葉市では児童・生徒を対象とした観戦招待も予定しており、子どもたちが実際に世界のトップアスリートに触れる機会を積極的に創出していきます。

こうした取り組みは、スポーツを通じて「世界とつながる」「多様な文化を理解する」経験を子どもたちや市民に届けるものであり、SDGsのゴール4「質の高い教育をみんなに」—とりわけターゲット4-7に掲げられた「世界市民としての意識」や「持続可能な社会をつくるための教育の推進」に確実に寄与するものです。国際スポーツ大会観戦は、単なる娯楽にとどまらず、子どもたちの知的・文化的成長を支える学びの機会となるのです。

このようなSDGsゴール4の取り組みをさらに身近なものにするため、本記事では、ポスターに掲載された各国代表の選手たちを紹介します。第1回目は女性代表選手編です。

 


躍動感あふれる大会公式ポスター

 

 

◆ブラジル代表:ガブリエラ・ギマラエス(Gabriela Braga Guimarães)

(Volleyball World提供)

 

「ガビ」の愛称で親しまれるギマラエス選手は、ブラジル代表の「絶対的エース」としてチームを牽引してきました。2021年の東京オリンピックでは銀メダル、2024年のパリオリンピックでは、銅メダル獲得に貢献し、28得点を挙げる活躍を見せました。その卓越したスパイク技術とリーダーシップは、世界中のファンを魅了しています。彼女のプレースタイルは、パワフルなアタックと高いジャンプ力が特徴で、特にスパイクの決定力には定評があります。

ポジション:アウトサイドヒッター
生年月日:1994年5月19日
身長:180cm
所属クラブ:イモコ・ヴォレイ・コネリアーノ(イタリア)

Volleyball World – Gabriela Braga Guimarães
https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/volleyball-olympic-games-paris-2024/players/136896

 

◆フランス代表:ニナ・ストイリコビッチ(Nina Stojiljković)

(Volleyball World提供)

 

ストイリコビッチ選手は、フランス代表のセッターとしてチームを支えています。彼女の正確なトスワークとゲームメイクは、フランス代表の躍進に欠かせない存在です。2023 FIVB女子バレーボールチャレンジャーカップでは金メダル獲得に貢献し、ベストセッター賞を受賞しました。現在は強国トルコのリーグであるアイドゥン・ブユクシェヒル・ベレディイェスポルに所属し、国際舞台でも活躍を続けています。

ポジション:セッター
生年月日:1996年9月1日
身長:180cm
所属クラブ:アイドゥン・ブユクシェヒル・ベレディイェスポル(トルコ)

Volleyball World – Nina Stojiljković
https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/volleyball-nations-league/players/162903

 

◆ポーランド代表:モニカ・ガウコフスカ(Monika Gałkowska)

(Volleyball World提供)

 

ガウコフスカ選手は、ポーランド代表のオポジットスパイカーとして攻撃の要を担っています。2024年のVNLでは、4試合で17得点を挙げ、銅メダル獲得の原動力となりました。国内リーグでもラドムカ・ラドムの主力選手としてプレー。2023/2024シーズンでは24試合に出場し、32ブロックを含む合計356ポイントを獲得しました。

ポジション:オポジット
生年月日:1996年4月6日
身長:185cm
所属クラブ:MOYAラドムカ・ラドム(ポーランド)

Volleyball World – Monika Gałkowska
https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/volleyball-nations-league/2024/players/143465

 

 

◆韓国代表:イ・ダヒョン(Lee Da-hyeon)

(Volleyball World提供)

 

イ・ダヒョン選手は、韓国を代表するミドルブロッカー。2021年から韓国女子代表に選出され、2019年に韓国Vリーグの水原現代建設ヒルステートでプロキャリアをスタート。2021~2022シーズンのVリーグベスト7に選ばれ、2024-2025シーズンでは、ブロッキング(1セット平均0.838)とファストボール(52.42%)で1位となり、Vリーグのトップミドルブロッカーとなりました。

ポジション:ミドルブロッカー
生年月日:2001年11月11日
身長:185cm
所属クラブ:仁川興国生命ピンクスパイダーズ(韓国)

Volleyball World – Lee Dahyeon
https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/volleyball-nations-league/players/163822

 

◆日本代表:石川真佑(Mayu Ishikawa)

(Volleyball World提供)

 

石川真佑選手は、女子日本代表の新キャプテンであり、兄の石川祐希と共に日本代表を牽引します。Vリーグの東レアローズでは2022~2023年シーズンに日本選手歴代最多の735得点を挙げました。2024年には、イタリアリーグのイゴール・ゴルゴンゾーラ・ノヴァーラと契約。ノヴァーラでも主力選手として活躍。CEVカップでの優勝に大きく貢献しました。抜群のスパイク力とスピードで相手ディフェンスを圧倒し、また、サーブレシーブやディフェンス面でも高い評価を受けています。若手ながらもリーダーシップを発揮し、チームの精神的支柱としても重要な存在です。

ポジション:アウトサイドヒッター
生年月日:2000年5月14日
身長:174cm
所属クラブ:イゴール・ゴルゴンゾーラ・ノヴァーラ(イタリア)

Volleyball World-Ishikawa Mayu
https://en.volleyballworld.com/volleyball/competitions/volleyball-nations-league/players/162218

 

※本記事で紹介する選手のVNL2025千葉大会の出場については、各チームの発表、その他のサイトなどをご確認ください。

 

ページのトップへ戻る