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U-7,U-8,U-9 SDGs CUP ~Presented by Orientalbio~ 鹿島アントラーズアカデミー& SDGs未来投資研究所の共同開催

鹿島アントラーズアカデミー& SDGs未来投資研究所の共同開催
U-7,U-8,U-9 SDGs CUP ~Presented by Orientalbio~

2020年2月2日(日曜日)に「U-7,U-8,U-9 SDGs 4ゴール大会 フニーニョ」を株式会社鹿島アントラーズFC 鹿島アントラーズアカデミー(鹿島アントラーズの選手育成組織) と 一般社団法人SDGs未来投資研究所の共同開催でつくばアカデミーセンターにおいて200名以上の子供Kの参加者を迎え開催しました。サポートは、オリエンタルバイオ株式会社さんにご協力頂きました。

SDGsカップと言う大会名が付いていますが、会場でSDGs聞いたことある人はゼロでした。

オープニングセレモニーでオリエンタルバイオの渡邉会長は、
SDGsは世界中の人たちで決めた目標のことです。皆さんが大人になったときも海がきれいであったり、緑がこの場所のようにたくさんあること、皆さんが大人になっても楽しく暮らせるようにと、皆でゴールを決めるために協力をしあいましょう。
今日の試合も、協力をしてゴールを決めていきましょう。
みんなでルールを決めて、意識しながら、協力することが大事です。サッカー、そしてフットサルもそうです。
今日は、とにかく楽しく協力し合ってゴールをいっぱい決めていきましょう。
と言われていました。

鹿島アントラーズアカデミー(鹿島アントラーズの選手育成組織)の上田原コーチは、フニーニョという3×3の4ゴール形式で大会を開くことにした理由について、
年齢にあったルールやオーガナイズが大事と思い、ドイツサッカー協会がワールドカップ後に子どもから考えるドイツサッカー育成改革のベースとなった4ゴール形式を大会型式に取り入れてみることにしました。
と話していました。
それはボールコンタクトの数であったり、ボールに関わるのが少ないという問題を改善することなど、試合データの研究をした結果、もともと多かった7対7形式では、14人の選手のうち一番その上手いとされる4人の選手が全コンタクト数の80%を占めていたことがわかり、残り10人は20%しか関わってないというデータが出てきました。80%のコンタクトをする4人のすごく上手い子たちは確かにそれですごい経験するのでさらに伸びる可能性があります。一方でそうじゃない残りの10人は、全くサポートを受けることができなくどんどん意気消沈してサッカーに興味を失ってしまいます。
試合を行うときには、スペースの認知やどっちが開いているとか、どっちが危ないとか、自然に感覚的に覚えることが大事です。
3×3の4ゴール形式で試合を行うと、参加する子供たち全員がボールに触れる回数が増え、ゴールを決める回数も多くなり、満足度が増加します。皆が協力し合ってゴール決める、動き回る量が増えるため休んでいるチームメートとの交代回数も多くあり、皆で協力し合っている実感がアップします。
以上のようなルールでやってみるのが良いのではないかと思いました。

 

参加チームは32チーム(U-7×8チーム、U-8×16チーム、U-9×8チーム)で、フニーニョを行います。
フニーニョ(FUNiño)は英語のFun(楽しさ)とスペイン語のNiño(子ども)から作られた造語です。
また、U-7は7歳以下、U-8は8歳以下、U-9は9歳以下の小学生が参加しています。
サッカーの鹿島アントラーズとしても初の3×3の4ゴール形式の大会でした。
通常のサッカーとは違い4つのゴールで、たくさんのゴール前での攻防や普段あまりゴール出来ない選手もゴールが決めやすくなり、予想以上に盛り上がっていました。

 

参加の子供たちには、SDGsのサッカーボールが好評でした。
優勝チームにはSDGsのボールが授与されたので、嬉しそうに持ち帰っていました。

フニーニョの特徴としては、

1.少人数でもチーム活動が可能
2.全ての選手に同じ出場時間の確保
3.たくさんのボールコンタクト(7人制より60%多い)
4.ドリブルは7人制の5倍、パスは7人制の2倍
5.守備の工夫、強化
6.特殊ルールでゲームインテリジェンス向上
7.多くのゴールチャンス=成功体験
8.ベンチ要因なし、ポジション固定なし

 

小学生の参加者に、SDGs17ゴールのうち重要と思う「これから先、長い間この世界が続くには、どの様なことをしたら良いとおもいますか」と聞いた声は下記になります。

〇 早ね早おき朝ごはん。

〇 ちいきおんだんについては、少しでもかいぜんして欲しい。
食べ物の残しをへらしてもらう。

〇 海と川とか魚がいる海と川を大切にする。

〇 食べ物をむだにしない。電気のむだづかいをしない。PCを大切にする。

〇 相手の事をおもいやる事。最低げんのきょういく。

〇 木をたくさんふやす。

中学生の声は下記になります。

〇 食べ物を残さない。残さず食べる。ごみをポイ捨てしない。

〇 人々が協力し合って困っている人を助けたりしていれば良いと思う。
自分が大人になって自分でお金を稼げるようになったら寄付など色々な人を助けられるようにしたい。

〇 一人一人が環境問題に対して真けんに取り組むことが大切だと思います。ゴミを分別して燃えるゴミを減らせば、二酸化炭素の排出量が減ると思います。食品ロスを減らして、世界中の人々に平等に食べ物が行きわたる世の中になればいいかなと思います。まずできることから取り組んでいきたいです。

〇 食べ物不足については普段の食事とかで、出された物は全て食べきること、無駄な買い物をしないなど。
エネルギー不足は長時間電気をつけっぱなしにしないことや、必要でない場所の電気を消しておくこと。
地球温暖化は、海にゴミを捨てないこと。寒いときは暖房器具を使うのでなく、上から服を一枚着るようなことをする。自分が日常生活で普段出来ることを意識して取り組むように日々心掛けるようにする。

〇 今、一番の地球温暖化の課題は二酸化炭素の排出量が原因でオゾン層が破壊されてきて、このオゾン層破壊を防ぐために僕は二酸化炭素を減らすために車を水素自動車や電気自動車にするということが大切だと思う。他にも今、森林火災で地球にとって大切な木が失われてきているので気を上て、二酸化炭素を減らして、酸素を少しでも作るということが大切だと思う。

 

子供にSDGsの17ゴールを説明するにあたって、
ベースはhttps://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/ から

1 貧困をなくすこと
2 栄養失調をなくすこと
3 健康であること
4 質の高い教育
5 性別差別がない世の中にすること
6 きれいな水ときれいな環境
7 再利用をできるエネルギーづくり
8 きちんとお給料がもらえる仕事
9 生活に必要な施設を整えること
10 不平等を減らすこと
11 これから先もずっと続くまちと地域社会
12 責任を持って生産し、消費すること
13 気候変動への対策
14 海のいのちを守ること
15陸のいのちを守ること
16 平和で公正な社会
17 目標のために協力すること

 

鹿島アントラーズ公式HPに掲載されているアカデミーレポートも是非ご覧ください : https://www.antlers.co.jp/academy-reports/clinic/75906

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